祖父からもらった鉄瓶は、ぼくの手入れ不足でサビサビになってしまいました。
内側はお茶っ葉を煮詰めてさびを止めました。
茶道の釜の手入れのように、沸かしたお湯を茶巾にひたして、鉄瓶の肌をトントンたたくようにして表面を整えていきます。
仕上げに生漆を薄く刷り込んでみました。
漆のコーティングのおかげで錆はぴたっと止まりました。
もともと南部鉄器は仕上げに漆を焼き付けて仕上げているようです。
漆はとても熱に強いから、こんなふうに直火にかけてもへっちゃらです。
なにか身の回りのものに応用できないかなあ。