仏師の荒彫りが終わった今年春頃からご紹介していた阿弥陀如来像が完成しました。初夏からこの秋にかけて工房は息つく間もないほどの忙しさで、研ぎの工程以降、全くご紹介できていませんでしたが、気がついてみればこんなにも穏やかでありながら眩い光を纏ったお姿になられていました。

広島は草津の街、厳島をはじめとする広島湾を見渡す 行者山 太光寺にて、つつがなく開眼法要も行われて内仏殿に安置されています。
阿弥陀如来は、無量光仏(むりょうこうぶつ)と呼ばれ、尽きることのない光で、影をつくらず、すべての人を等しく照らす存在。その尊い光が息づくお姿になったと親方の喜びもひとしおです。

親方、仏師の鹿取先生と旦那様とで記念撮影。阿弥陀如来様もどこかほほえんでくださっているように見え、ご住職をはじめとする施主の皆様はもちろん、この場にはいない携わった職人たちのこれまでの苦労が報われたような一瞬でした。

これから手を合わせられる多くの方々が、このやさしく尊い眼差しと光に包まれ、心穏やかになれる時間がたくさん訪れていきますように。