職人に学ぶ伝統工芸、日本の和アート。漆工(しっこう)職人集団の古一(こいち)漆工。

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長さ4.5メートルの白い毛

仏師の先生が指差すのは、阿弥陀如来像の白毫と呼ばれる部分。よく、アニメや漫画のキャラクターで第三の目があったりする場所ですね。人によっては、やる気スイッチとなったり、考えてるふりスイッチだったり、古畑任三郎が推理を整えるスイッチだったりと、人によってさまざまな認識の、ある種のボタンがある場所だったりもしますよね。

でもこの部分、仏様の白毫は、漢字のとおり白い毛だって知ってました?
伸ばすと一丈五尺、約4.5メートルにもなる白い毛が右巻きに巻かれているものなんだそうです。この白毫から放たれる光は、白毫光と呼ばれ、知恵や慈悲で世界を照らすのだそうです。

私は、たまたまあったイボやホクロが象徴されたぐらいのものなんじゃないの〜、なんかかっこよく見えるし〜、みたいなバチ当たりな認識しかもっていませんでしたが、すいません。苦笑

この阿弥陀如来像の白毫には、水晶が施される予定なんですが、元は白い毛の渦巻きであることを想像すると、お顔がとてもチャーミングに見えたりする今日この頃です。

阿弥陀如来像のお顔の部位の名前_肉髻_肉髻珠_螺髪_白毫_三道

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