しんしゅうおおたには はちようざん さいれんじ
真宗大谷派 八葉山 西連寺

滋賀県草津市上寺町にある 真宗大谷派 八葉山 西蓮寺 は、豊かな自然に囲まれたお寺です。東には近江富士と呼ばれる三上山、西には琵琶湖の向こうに比叡山を望み、周囲にはのどかな田園風景が広がっています。
西蓮寺のはじまりは、浄土真宗中興の祖・蓮如上人(1415~99)の直弟子 慶乗 が、守山市赤野井に開いたことにさかのぼり、その後、1728年(享保13年)に現在の地へ移り、7年後に本堂が再建されたと伝えられています。

【獅子口(旧鬼瓦)記念碑】
2013年の本堂修復工事では、約200年前の奉加帳 が発見され、当時の門徒が寄進した記録が残されていました。これは、西蓮寺に親鸞聖人の生涯を描いた絵伝が伝わることなどから、絵伝の下付に際して、門徒の厚志を受け、本山に納めた時の奉加帳とみられています。
西蓮寺は地域とのつながりも深く、1919年に始まった「日曜学校」 は、100年以上にわたって続いています。子どもたちに仏教の教えを伝えるだけでなく、流しそうめんや焼き芋をみんなで楽しんだりするイベントも開催され、世代を超えた交流の場としても、とても親しまれています。
歴史ある寺院としての役割を果たしながらも、地域社会と共に歩み続けている温かいお寺です。

【本堂には、日曜学校やイベントの様子、子どもたちの描いたお釈迦様の絵や習字がたくさん飾られています】

西連寺 本堂

