職人に学ぶ伝統工芸、日本の和アート。漆工(しっこう)職人集団の古一(こいち)漆工。

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亀岡市紹介 農家民宿『古民家つぐみ』

こんにちは、匠工房こいちです。恒例となって来たでしょうか?
此度も、同じ亀岡市内のお店の紹介となります。

今回は風情と歴史ある古民家一棟貸しのお宿、古民家つぐみさんをご紹介です!
この度はこころよく応じてくださり、ありがとうございました。

古民家つぐみ 旧村田製瓦店
住所: 〒621-0806 京都府亀岡市余部町五反田2−1
宿泊予約:https://reserva.be/kominkatugumi
お問い合わせフォーム:https://tugumi.info/contact
ホームページ:https://tugumi.info/
Instagram:https://www.instagram.com/tugumi_kominka/
note:https://note.com/tugumi_/ 

古民家つぐみさんは、亀岡市ののどかで美しい風景の中たたずむ、立派な平屋の古民家です。
以前は家業として代々100年以上も(!)瓦造りを営まれていたそうですが、今は廃業され、残された古民家は新たに一棟貸しの農家民宿として生まれ変わりました。
今日まで保持された内装はレトロなあの頃の残り香を感じさせ、家の造りは昭和の時代から今なお建ち続けるお家の歴史の重みと風格を教えてくれます。

古民家つぐみさんが農家民宿として再出発されたのは最近のお話しのようで、なんと昨年秋(2023年秋)からなのだそうです。
築70年ほどと聞いて驚くほどに、お宿は隅々までピカピカ、綺麗に管理されています。宿泊スペースには含まれない箇所もありますが、畑や田んぼ、お庭や納屋、蔵などもあり、その広さにもまた、驚きます。それもなんと、これらすべてをオーナーさんおひとりで管理されているそうです。
後年になって増築されたという離れにはお茶室もあります。イグサの香りが芳しい、真新しい畳を敷かれたお部屋でした。


元々家業として瓦造りが行われていたころの名残も、古民家つぐみさんのお家の中で見つけることができました。その一部をご紹介させていただきます!

こちらは、オーナーさんの手によって丁寧に並べられた瓦です。曰く、少し変わり種のものなども並べたのだそうです。確かに桔梗紋の瓦など、よく見る『瓦』の印象とは少し異なる逸品が納められていますね。
ちなみに、こちらの瓦が置いてあるお部屋の全体像はこんな感じです。元々は仕事部屋の一つだったよう。すりガラスの窓など、そこかしこがレトロで堪りませんね!

部屋の中には素敵な油絵もありました。こちらの絵は、オーナーさんの身内の方が描かれたものだとお聞きしました。この絵は昔、道向かいにお住まいだった際の、お家と瓦を焼いていた煙突、そして保管する小屋等を描かれたものなのだそうです。


他のお部屋もとてもきれいで、障子も畳も大切にお手入れされていることが一目でわかります。
お部屋の中には存在感のある獏(バク)が! オーナーさんのお話によると、ご友人が製作された陶器製のものなんだそうです。どっしり、大きいです!

今どきのお家には珍しい、床の間もありました。床の間には様々なものがきちんと飾られています。
ここに置かれているものも、全てオーナーさんがきれいに掃除して、選んだものだそうです。

お庭も撮影させていただきました。なんと、このお庭もおひとりで手入れされているのだそうです。

真ん中の、橋が架かっている池にはかつて鯉が飼われていたそうです。今では水を抜いているようですが、立派な池だったころの面影が垣間見えます。

古民家つぐみさんの魅力はまだまだありますが、これ以上はぜひともご自身の目でお確かめください(* ´艸`)
100年もの間家業として瓦造りを営まれ、70年間大切に守られてきた古民家つぐみさんにて、亀岡市の美しくもどこか懐かしさを感じさせる風景と、京都・亀岡市を、楽しんでください。

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